ヘッジファンド、ディストレスト投資を拡大へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100223-00000234-reu-bus_all

 [ニューヨーク 23日 ロイター] ヘッジファンド情報会社ヘッジワールドと法律事務所ダイケマがまとめた「ロイター・ヘッジワールド&ダイケマ2010年インソルベンシー・アウトルック・サーベイ」によると、ヘッジファンドは今年、ディストレスト債・株式への投資を増やす見通し

 ディストレスト投資で今後1年間最も有望とみられるセクターは、銀行、エネルギー、ヘルスケアという。

 調査は昨年12月─今年1月に電子メールで実施。ヘッジファンドの運用担当者120人が回答した。

 調査では回答者の65%が、ポートフォリオの少なくとも一部を経営難の企業に投資していると回答。1年前の調査の53%を上回った

 回答者の3人に1人以上は、ポートフォリオの少なくとも20%をディストレスト債に投資していると回答。1年前の調査では10人に1人だった。

 過半数の回答者は、ディストレスト投資のリスクが前年並みか前年から低下すると予想。ディストレスト投資の収益率が上がる可能性が高いとの見方を示した。

 ダイケマの破産・再建担当共同責任者、リック・ベンディクス氏は「投資先の破綻リスクが低下し、投資リターンが改善するとの見方が広がっている」と述べた。

 回答者の過半数は、保有するディストレスト債を継続保有する方針を示したが、今年売却する可能性が高いとの回答も39%あった(前年は23%)。

 ヘッジファンドが無担保債務への投資を増やしていることも明らかになった。破産法の適用を申請する企業でも、劣後債の返済が可能との見方が広がっているという。

 ヘッジファンドは、経営難の企業の株式への投資も増やしている。株式は破たん時に返済順位が最も低いが、回答者の49%が過去1年間で経営難の企業の株式に投資したと回答。前年の41%を上回った

 破産法適用下での買収を視野に融資などを実行するローン・トゥー・オウン戦略については、今年この戦略をとるとの回答が17%で、前年の43%から低下した。

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何でディストレスト債が人気が出るのか分かりませんが、景気回復でリスクが低下するという見方なんでしょうか。ディストレストのNews and blog search結果では、
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_
2007年からこの言葉は新聞にも出てたようですね。